アカウントって、気づくと増え続けます。
ゲーム、通販、サブスク、SNS、Discord、仕事用……。
増えるほど「忘れるのが不安」になります。すると、ついパスワードを使い回したり、似たパスワードになってしまいがちです。
でも、使い回しはセキュリティ的に怖い。とはいえ、全部を別々にして全部を覚えるのは物理的に無理です。
私はこの状態がずっとストレスでした。
- アカウントが増える
- 忘れるのが不安になる
- 使い回してしまう(似たパスワードになってしまう)
- セキュリティが弱くて不安になる
- でも別々に覚えるのは無理
そこで「覚える」という発想を捨てて、Bitwarden(無料)に任せる運用に変えました。
結論から言うと、Bitwarden無料版で“覚えない運用”は十分作れます。
Bitwardenでできること
私がやりたかったのは、次の3つです。
- 強いパスワードを毎回作って保存する(=使い回さなくて済む)
- 必要なときにすぐ探せる(整理・検索できる)
- ログイン以外の重要情報も一緒に持てる(復旧コード、メモ、カード情報など)
Bitwardenは「ログイン用」だけでなく、重要情報をまとめて置ける金庫として使えるのが大きなメリットです。
補足①:Google Password Managerでも困らない人はいる
先に言っておくと、Chromeの保存機能(Google Password Manager)でも困らない人は多いと思います。
生成・保存・同期が揃っていて便利です。
ただ、私は次の理由でBitwardenの方が合いました。
- ログイン情報+メモを同じ箱で管理しやすい
- フォルダ分けなど“整理”がやりやすい
- クレカや口座情報なども含めて、金庫を一本化したい
なのでChromeの保存機能を使っている人も、この記事のBitwardenの運用例を見て、自分に合う方を選んでみてください。
補足②:Bitwardenにパスワード保存しても大丈夫?
Bitwardenは、保存した情報を暗号化して保管するタイプのパスワード管理ソフトです。
登録したパスワードは、基本的にあなたのマスターパスワードで復号できる形で扱われます(=運営側がそのまま中身を読む前提の仕組みではありません)。
ただしこの仕組みには、安全性と引き換えに「ユーザー側で注意が必要な点」があります。私が意識しているのは次の1点だけです。
マスターパスワードだけは別格(絶対に忘れない・漏らさない)
Bitwardenに保存した情報は、マスターパスワードがないと読めない形で保管されます。
なので、マスターパスワードを忘れると保管庫に入れなくなり、登録した情報が全部使えなくなります。
なお、思い出す“きっかけ”として マスターパスワードヒント を登録できます(ログイン画面からリクエストすると登録メールにヒントが届きます)。ただし、ヒント自体が推測材料にならないよう、自分にしか分からない内容にしてください。
私がBitwardenに入れているもの
ここでは、私がBitwardenをどう使っているかを、実例ベースで見せます。
Bitwardenは「ログイン」「メモ」「カード」などタイプを分けて登録できるので、私は役割ごとに使い分けています。

私の使い分けルール
- ログインに使うもの → ログイン
- 復旧コードや口座メモなど“ログイン以外” → メモ
- クレカ → カード
1) ログイン:ログインに使う情報をまとめる
Webサービスもゲーム系も、「ログインするために必要な情報」はログイン形式で作っています。
ログイン形式で作りつつ、さらにフォルダで分けるとさらに管理しやすいです。
- Googleアカウント
- Discord
- Amazon / Steam などの各種Webサービス
- ソシャゲ(例:ゼンレスゾーンゼロ など)


ログインに追加で持たせる情報の例
ログインは、ログインに必要な情報一式をまとめておくための形式です。
基本は「ユーザー名(ID/メール)+パスワード」で成立しますが、私はあとから迷わないように、関連情報も一緒に持たせることが多いです。
- ユーザー名:ログインに使うID/メールアドレス(サービスによって表記や呼び方が違います)
- パスワード:保存したパスワード(生成した強いパスワードをそのまま入れておくと楽です)
- 自動入力のオプション(URL):このログインを使うサイトのURL
- ブラウザで自動入力したい場合は、Bitwardenのブラウザ拡張機能を入れておくと便利です
さらに、補足的なメモや項目を追加することもできます。
追加のオプション(メモ)
ログイン方式や用途など、運用メモとして残しておく欄です。
例:Googleログインかどうか/サブ用途/更新日/あとで詰まりやすい注意点 など
カスタムフィールド(自分用の項目を追加)
自分で項目を作って保存できるので、ゲーム系では特に便利です。
例:引き継ぎID/引き継ぎコード など

2) メモ(Secure Note):ログイン以外の重要情報を独立させる
ログイン情報とは別に、「復旧に必要な情報」や「控えとして残したい情報」はメモ形式で管理しています。
ログインに紐づかない情報も多いので、最初からメモで切り出した方が迷子になりにくいです。例えば Googleのバックアップコード(復旧用) など。

3) カード:クレジットカード情報を専用フォームで管理する
クレジットカードは、カード形式で登録しています。
カード番号・有効期限・セキュリティコードなど、カード用に入力欄が最初から分かれているので、必要な情報を整理した形でそのまま登録しておけるのが便利です。
- クレジットカード情報(必要な範囲で)
- カードに紐づくメモ(本人確認の注意点など)

補足:カード情報を入れるなら“自分の線引き”は決めておく
私は「一本化したい」のでカードも入れていますが、ここは人によって判断が分かれると思います。
不安があるなら、カード情報は無理に入れなくて大丈夫です。
ブラウザ拡張機能で「自動保存」する流れ
Webログインがあるサービスは、Bitwardenのブラウザ拡張機能を使うと、ログイン後に「保存(登録)」を促してくれるため、自動保存できて便利です。
ここでは例として、HoYoverseのログイン画面で「保存 → 登録内容の確認」までの流れを見せます。
流れは3ステップだけ覚えればOKです
- ① ログイン後、保存を促すポップアップが出る
- ② 保存前に、名前やフォルダを軽く整えられる
- ③ 保存すると、Bitwarden側にログイン情報として登録される
※自動入力(ユーザー名・パスワードの入力補助)を使うには、基本的に拡張機能の導入が前提になります。
ただしこの記事では、導入手順を細かく追うよりも「どう保存されるか」「保存後にどう整えるか」を主題にしています。



保存したログイン情報は「自動入力」にも使えます
保存(登録)までできたら、次に便利なのが「自動入力」です。
ログイン画面の入力欄をクリックすると、Bitwardenが保存済みの候補をポップアップ表示します(画像①)。あとは候補を選ぶだけで、ユーザー名/パスワードが自動で入力されます(画像②)。
毎回コピペしたり、メールアドレスを探し直したりする手間が減るので、Webログインがあるサービスほど効果が大きいです。


まとめ:覚えない・使い回さないために、Bitwardenを“金庫”にする
アカウントが増えるほど、強いパスワードを全部覚えるのは現実的ではありません。結果として使い回しが増え、不安も増えます。私はこの悪循環を断ち切るために、「覚える」のをやめてBitwarden(無料版)に任せる運用に変えました。
Bitwardenは、ログイン情報だけでなく、復旧コードなどのメモ、必要ならカード情報までまとめて入れられるので、「重要情報を探す場所」を一本化できます。整理や検索もしやすく、普段の運用はかなり楽になります。
一方で、1つだけ注意点があります。Bitwardenに入れた情報はマスターパスワードがないと読めないため、マスターパスワードを忘れると保管庫に入れなくなり、登録した情報が全部使えなくなります。ヒント機能は“思い出すきっかけ”として使いつつ、マスターパスワードは忘れない仕組みを最優先で作るのがおすすめです。
Chromeの保存機能(Google Password Manager)で困らない人もいますが、「ログイン+メモ+整理」まで含めて金庫を一本化したいなら、Bitwardenは無料でも十分に戦えます。まずは普段よく使うサイトをいくつかだけ登録して、保存→整理→自動入力の流れに慣れてみてください。
