こんにちは、ノイです。
人生で初めてゲーミングキーボードを購入したので、レビューしてみようと思います。
購入したのは『Alloy Origins Core RGB PBT』というメカニカルキーボードの赤軸です。
これまで僕は、3000円くらいのメンブレンキーボードしか使ったことがなく、メカニカルキーボードに適応できるか不安でした。
が、実際に使ってみるとかなり使いやすく、今では『Alloy Origins Core RGB PBT』の方が圧倒的に好きになりました。
これから初めてゲーミングキーボードを買おうとしている人の参考になれば嬉しいです。
▼今回レビューする『Alloy Origins Core RGB PBT』です。赤軸です。
▼赤軸とは別に、青軸もあります
▼キーキャップの素材がABSの前モデル。こっちのほうが安いのでキーキャップにこだわらないならこっち
目次
HyperX Alloy Origins Core RGB PBT:概要
Alloy Origins Coreは、HyperX社から発売されたメカニカルキーボードです。
HyperX社は、ヘッドセット、マウスなどのたくさんのゲーミングデバイスを販売しているメーカーです。
プロゲーマーからも高い評判を受けているため、安心できるブランドです。
Alloy Origins Coreの発売日は2019年と結構前ですが、2022年でも十分使えるスペックです。
さらに今回レビューするモデルは、2019年モデルを改良し、キーキャップの素材をPBTに変更しているため、最近のゲーミングキーボードのトレンドに合わせてきています。
▼HyperX Alloy Origins Core RGB PBTの特徴
- HyperX独自のメカニカルスイッチ
- 航空機グレードのアルミボディー
- 高品質、高耐久のPBTキーキャップ
- めちゃ綺麗なRGBライティング
- 専用ソフトウェアによる高度なカスタマイズ
- 着脱式のUSB Type-C ケーブル
▼HyperX Alloy Origins Core RGB PBTのスペック表
製品名 | HyperX Alloy Origins Core RGB PBT |
タイプ | メカニカル |
キースイッチ | HyperXメカニカルスイッチ(赤軸) |
キートップ | PBT |
バックライト | RGB |
本体素材 | アルミ |
サイズ | 35.9 x 13 x 3.5 cm |
重さ | 1.19 kg |
ケーブル | USB Type-C – USB Type-A ケーブル長1.8m |
アンチゴースト | 100%アンチゴースト |
キーロールオーバー | Nキーロールオーバー |
メディアコントロール | FNキー+Fキー |
ゲームモード | あり |
オンボードメモリ | 3プロファイルまで保存 |
キースイッチについて | |
スイッチ | HyperX独自のリニア(タクタイルもある) |
押下圧 | 45g |
アクチュエーションポイント | 1.8mm |
キーストローク | 3.8mm |
耐久性 | 8,000万回 |
HyperX Alloy Origins Core RGB PBT:開封、付属品
▼外箱から中身を取り出します
▼内容物を並べてみました
▼内容物リスト
- キーボード本体
- USB Type-C – USB Type-A ケーブル
- クイックガイド
- キープラーと替えのキャップ
▼PCに接続してみました。単色青色で光らせてます。クール!
ボディ全体がアルミ製なので、高級感があります。持った感じもずっしり重く、本体がズレる心配もありません。
▼キーをアップにしてみます。
キーキャップの素材がPBTだからなのか、少しざらざらとした見た目です。触り心地はサラサラとしていて、気持ちいいです。かな表記がないのが、僕的にポイント高いです。かっこいい。
底面には、スタンドがついています。スタンドの角度は、3°、7°、11°の3種類です。
私は、11°にして、パームレストをおいて使ってます。
▼ケーブルはふにゃっとしてます。取り回しがいいです。
HyperX Alloy Origins Core RGB PBT:ソフトウェアでできること
HyperX Alloy Origins Coreには専用ソフトがあり、いろいろな設定ができます。
ソフトでできること
- ライトの設定
- キーの設定
- プリセットの作成
- マクロの作成
- ゲームモードの設定
ライトの設定
ライトの設定では、キーの光らせ方を設定できます。
画像は、『波』を選択しているので、キーが波打つように光っています。
光らせ方は波のほかに、単色で光らせる『無地』や、脈動のような『呼吸』など種類がたくさんあって楽しいです。
キーの設定
キーの設定では、1つ1つのキーの設定を変えることができます。
上の画像では、試しにCAPSロックキーを無効化してみました。
無効化だけでなく、キーの割り当てを変えることもできます。例えば、Aを押すとSを押したことにするみたいな感じです。
さらに、キーにマクロを設定することもできます。例えば、『10秒間隔でWキーを押し続ける』みたいな簡単なマクロを組むことができました。
プリセットの作成
ライトの設定やキーの設定は、プリセットとして保存することができます。
プリセットを変えるだけで、一瞬で設定を変えることができるためとても便利です。
ゲームとプリセットの連動
作成したプリセットは、ゲームのexeと連動させることができます。
上記の画像では、『valheim』というプリセットを作り、『valheim.exe』と連携させています。
このように連携させておくと、ゲームを起動したときに、連携したプリセットに自動で切り替わります。
ゲームによって、無効にしたいキーや、マクロなどを変えることができ、個人的にすごく便利でした。
ゲームをやめると、もとのプリセットに切り替わるので、ホントに便利です。
ゲームモードの設定
Alloy Origins Coreには、ゲームモードというものがあって、windowsキーを無効化することができます。
さらに、上記画像のように、windowsキーだけでなく、『Alt+Tab』といったキーの同時押しを無効にすることもできます。
ゲームモードの起動は、ソフトウェアでできますが、『Fn+F12』でも起動することができます。
HyperX Alloy Origins Core RGB PBT:いいところ、わるいところ
Alloy Origins Coreを2週間ほど使ってみて感じた、いいところ、わるいところを紹介します。
私はもともと、やっすいメンブレンのキーボードを使っていたので、メンブレンから乗り換えて感じたことを書いていきますね。
まずは箇条書きで。
良いところ
- 打鍵感がよく、打ってて楽しい
- 打鍵感が軽くて打ちやすい
- キーの質感が高い
- 金属音がしない
- ケーブルが柔らかい&脱着できる
- ライティングが綺麗&楽しい
- ソフトウェアでだいたいなんでもできる
悪いところ
- shift,space,Enterの音が不快(スタビライザーの音)
- 値段がちょいと高い
- ソフトウェア起動中は、オンボードメモリが機能しない
- LEDからノイズがする
1つずつ掘り下げていきます。
興味のあるところだけでも確認してくださいな。
HyperX Alloy Origins Core RGB PBT:いいところ
打鍵感がよく、打ってて楽しい
なんといっても一番のいいところがこれです。
よく言われている、メカニカルの赤軸のスコスコ感というものがやっとわかりました。
確かに、スコスコ打てて、なんだか気持ちいいです。
使っていたメンブレンキーボードは打っていて気持ちいいと思ったことはありませんでした。
打鍵感、よきでございます。
打鍵感が軽くて打ちやすい
とはいっても、Alloy Origins Coreは押下圧45gなので、特別軽いというわけではないです。
私が軽いと感じたのは、前に使っていたメンブレンキーボードの押下圧が60gだからです。
軽くてタイプミスが増えるかと思いましたが、そんなことはまったくなく、快適に文字入力できます。
また、押下圧が軽いため、圧倒的にゲームがしやすくなりました。ゲームをするなら押下圧は45g以下がいいですね。
キーの質感が高い
Alloy Origins Core PBT は、キーキャップの素材がPBTなので、触り心地がサラサラしています。
ABS素材だとツルツルという感じですが、どっちが好きかは好みなのでしょうかね。
ただ、PBTはテカテカしにくく、耐久性も高いみたいなので、ABSよりもいいものだと思います。
底打ちの金属音がしない
なにやらメカニカルキーボードでは、キーを底まで打ち込んだときに、『カーン』という底打ち音がするらしいのです。私は他のメカニカルを持っていないので、動画を見て知りました。
動画でみた他のキーボードは、金属音がしてましたが、Alloy Origins Coreは、まったく鳴りません。
買う前は全然知らなったので、得した気分です。
ケーブルが柔らかい&脱着できる
これ地味にいいところです。キーボードはそこまで頻繁に動かさないですが、いざ動かすときに、ケーブルが柔らかいので、動かしやすいです。
がっつり移動させたいときは、ケーブルを抜いて移動できます。
ライティングが綺麗&楽しい
amazonのレビューでLEDが綺麗という書き込みがあったのですが、確かに綺麗だと思います。
とはいえ、他のキーボードを持っていないので比較したわけではないですが。
LEDの光らせ方もいろいろあって、打ったキーからウェーブして光が広がっていくみたいな特殊な効果もあります。さすがにウザイので使ってないですけど。
私は単色の青色に光らせて使ってますが、それでも十分綺麗で楽しいです。
ソフトウェアでだいたいなんでもできる
ソフトウェアの紹介でさらっと紹介しましたが、必要な機能はだいたい揃っているかなと。
キーの無効化、キーの割り当て変更、マクロ作成、ゲームモードなどなど。
発売時は、バグなどあって不評だったみたいですが、今は全然バグもなく、快適です。
個人的には、ゲームの起動に連動してプリセットが自動で切り替わるのが神機能だと思いました。
ソフトウェアは関係ないですが、Fnキーと矢印で、LEDの輝度調整が簡単にできるところもいいですね。もちろん、消灯させることもできます。
HyperX Alloy Origins Core RGB PBT:わるいところ
Shift,Space,Enterキーの音が不快(スタビライザーの音)
Shift,Space,Enterキーが戻ってくるときの『ンチャ』みたいな音があんまり好きじゃないです。
他のキーが『コトコト』みたいな音なので、余計に気になりますね。
ただし、Spaceだけ音がマシでした。
なぜかと思ってキーキャップを外して確認したら、スタビライザーにグリスが塗ってありました。
なんで、ShiftとEnterのスタビライザーにも塗ってくれないのでしょう?
素人の私にはわかりませんでした。
とりあえずいろいろ調べて、グリス買って他のスタビライザーにも塗っときました。
結構静かになったので、満足です。
ただし、打鍵感が若干重くなったような気がするので、グリスを塗るのは自己責任でお願いします。
値段がちょいと高い
何に比べて高いかというと、キーキャップがABSの前モデルと比べてです↓
前のモデルが10000円に対し、今回買ったのは15000円なので、PBTのキーキャップに5000円払っているということになります。
正確には、キープラーも新しく付属しているのですが。
ただし、ぼったくりと言っているわけでなく、PBTのキーキャップは別売りでも5000~10000円とかするみたいなので、妥当だと思ってます。
でも15000円出すと他にもいろんな製品の選択肢が出てきちゃうので、結構悩みどころです。
ABSでも気にならないという人は、前モデルのほうがいいのかなと思います。
ソフトウェア起動中は、オンボードメモリが機能しない
Alloy Origins Core PBT は、オンボードメモリに光らせ方を3つまで保存できます。
呼び出し方は『Fn+F1』,『Fn+F2』,『Fn+F3』です。
しかしこの機能、ソウトウェアを常駐させているときは機能しないみたいです。
この説明がどこにもないため、最初は混乱しました。
分かればどうということはないんですが、ちょっと不親切だと思いました。
LEDからノイズがする
個人的に一番残念だったのが、LEDからのノイズです。キーボードを光らせると、モスキート音のような、『ピーーー』という音が鳴ります。
ただし、室内が無音に近いときにかすかに聞こえるぐらいなので、実用上はそこまで問題にはならないです。
ですが、一度気づいてしまったので、ふとしたときにちょっと気になってしまいます。
この件をメーカーに問い合わせたところ、音が鳴るのは仕様ということでした。
仕様なら仕方ないですし、作業中やゲーム中はまったく気にならないのでいいんですけどね。
まとめ:Alloy Origins Core RGB PBT は欠点らしい欠点がなく、コスパ良しのおすすめキーボード
Alloy Origins Coreは、打鍵感がよく、押下圧も45gと十分軽いため、とてもゲームがしやすかったです。
また、アクチュエーションポイントも1.8mmと短すぎないため、普段の文字入力もしやすいです。
普段使いとゲーム用途どちらもこなせて、値段も安めのキーボードを探している人におすすめできるキーボードです!